2016年04月29日 12:00

岡本夏生は自分の真意が理解されないことに傷ついちゃうんだと思う。

人格障害の定義が「他者の評価と自己評価の乖離」だとすると、他者の評価によって自己評価がころころ変わる「自己愛性人格障害」はその逆じゃないかって気がするんだけど、どうだろ。





私が自分を「自己愛性人格障害」じゃないかって感じるのは、まさにこの「自己評価が安定しない」点なのよ。



常に他者の評価を気にかけるあまり自己評価が安定しない自分に気づいているから、他者の評価に振り回されないように、あえて「褒められても調子に乗るな、貶されても心穏やかに批判を受け止めろ」と己に言い聞かせてるのよね。



私のことを「褒められても喜ばないヘソ曲がり」と思ってる人は多いだろうけど、それは私が「褒められても喜ばない」ように自分を律してるうちに身についちゃった習性なの。





厄介な女でごめんなさいね(笑)。





厄介な女といえば、私以上に厄介な印象を与えるのが岡本夏生だと思うけど、彼女と私の共通点は「自分ルール」に固執する部分だと思う。



その「自分ルール」は本人的には筋が通ってるんだけど、人に理解してもらえないことも多々あって、「変な人」とか「気難しい」と思われてしまう。



タカナシは私をよく知ってるから、私が「自分ルール」で生きてることはご存じよね。





たとえ人格障害であっても他人に迷惑かけなければOKというタカナシの意見には全面的に賛成な私だけど、ただ、どこまでを「迷惑」と考えるかは、国や個人の価値観に大きく左右されると思うんだ。



たとえば「和をもって尊し」とする日本では「場の空気を読む」ことまで要求されるけど、私や岡本夏生のように「心にもないことを言うのは不誠実」という自分ルールの人にとっては、場の空気を読んだ言動はしばしば自分ルールと衝突しちゃう。



相手の顔色や場の空気を察して心にもないことを言うのが、とてつもなく苦しいのよ。



自分の中のツッコミ小人が「今、嘘ついたな! おまえは媚び媚びの偽善者だ!」って糾弾してくるからね。



住んでる国によっては、もしかすると私や岡本夏生は「正直な人」と言ってもらえるのかもしれないけど、日本では単に「場の空気も読まず、ズケズケと言いたい放題の迷惑な傍若無人女」になっちゃうわけ。



ま、私はそのへん開き直ってるけどね。



岡本夏生は自分の真意が理解されないことに傷ついちゃうんだと思う。



その気持ちは、私、すごくわかるのよ。





今回の岡本夏生をめぐる騒動で、私はつくづく、自分が芸能人じゃなくてよかったわ〜と思ったわよ。



まぁ、どっちみち芸能の才能は皆無の私だけど、これで歌がうまかったりして歌手なんか志望して芸能界に入ってたら、この世界ではとてもじゃないけどやっていけないわね。



言っちゃいけないことが多過ぎるし、場の空気やら人(事務所も含め)の顔色やらを窺いまくる才能が何より要求される業界なんだわ。



そしてみんな、それが美徳だと思ってる。

私にとってはそんなもの美徳でも何でもなく、単に媚びと欺瞞の塊にしか見えないけどね。





たぶん岡本夏生もそういうのが嫌いなんだと思うけど(彼女は「真実」にこだわる人だからね。「真実はただひとつ」が口癖だし)、彼女のようにしがらみを嫌って事務所にも属さず自由な立場で物を言うと、ふかわりょう氏から「使えない食材」呼ばわりされちゃう。



私もふかわりょう氏には「大人じゃない」と言われたけど、「大人の定義って何よ?」と逆に訊きたいわ。



人の顔色見て場の空気読んで、薄っぺらな言葉を吐き続けること?



自分の発言がもとで騒動が起こったら頬っかぶりしてだんまりを決め込むこと?

私は自分の発言に責任を取る人こそが「大人」だと思うな。



正々堂々と公の場で自分の発言の意図を説明せんかい!と思うのは、私が子どもだからでしょうか?





ま、ここのブログで長々とこんな話をしても、読者の皆さんは退屈かもね。

ごめんなさい。





話は変わるけど、私、医者の指示を無視して勝手にステロイド服用をやめちゃったら、身体中に湿疹ができて痒くて痛くて大変だったのよー。



しかもヘアカラー剤にもかぶれちゃって、耳が化膿してこれまた大変なことに!



一昨日、タカナシでステロイドの塗り薬と炎症を鎮める薬をいただき、現在はかなり落ち着いてきたわ。



これは医者の言うことをきかなかった私の自己責任だから、この場を借りて東京医科大付属病院のI先生にお詫びいたします!

勝手にステロイドやめちゃってごめんなさーい!





でもさ、ステロイドにしても抗がん剤にしてもそうだけど、副作用の強い薬を飲み続けるか、薬をやめて病魔に侵され続けるか、これは最終的には患者本人が決めることだと思うのよ。



だって自分の身体だもんね!



私はステロイドの副作用が耐えられなくて病魔を選んじゃったわけだけど、あの原因不明の病気がいつぶりかえすか、不安じゃないと言ったら嘘になるわ。

まぁ、湿疹は想定外だったけどさ(笑)。





入院中に心肺停止した時、あまりにも楽に死にかけたので、あれ以来、「希死念慮」がつきまとい続けてる。



「病気ぶり返してもいいから早く死にてぇ!」みたいな気分がずっと心の隅にあるの。



でも、湿疹ごときの痒みにも耐えられなかったんだから、また病気がぶり返して全身強張って痛くて動けなくなったら、「ステロイド飲んどきゃよかったー」って後悔するのかもね。



ま、それはそれで自己選択の結果だから受け容れるけどさ。



とりあえず、タカナシには感謝です。



処方の塗り薬のおかげで、耳から血と膿を垂らしながら暮らさなくてよくなったもんね。



ありがとーーー!!!!







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この記事へのコメント
人の顔色見て場の空気読んで、薄っぺらな言葉を吐き続けることと、人を気遣って言葉を選ぶ事は違うと思いますよ。
皆が言いたい事だけを言い放つ世界だとしたら、最後は腕力が強いものだけが生き残るでしょうね。
それは動物社会でしかない。
うさぎさんだって、「勘違いした整形ババアが何言ってんだ?」と常に言われていれば怒りますよね?
相手に食って掛かっても殴られれば終わりです。
それでは社会が成り立ちません。
>たとえ人格障害であっても他人に迷惑かけなければOKというタカナシの意見には全面的に賛成な私だけど
他者に迷惑を掛けてしまうほど酷いから人格障害になるのです。
普通に暮らせている内は人格特性でしかないと思いますよ。
Posted by ななし at 2016年04月29日 16:01
イベントに行きましたけど、ふかわさんは岡本さんを「食えない食材」だと言ってませんよ?
何故、無責任な嘘を書くのですか?
Posted by 鮎 at 2016年04月29日 21:57
「この人は信頼できる」という勝手な思いでうさぎさんの文章を読んでます。
うさぎさんも岡本さんも「正直」であるという点ではすごく尊敬して現代では稀な存在だと本当にすごいと思います。
ただ僕の正直な感想なのですが、上記の思いと同時に、お二方を文章やテレビで見てて思うのは、「自分ルール」に反する人への罵倒の強さです。「考え方、違いますよね」で終わらずに、キレちゃう感じは正直怖いって思っちゃうときもあります。
特に今の岡本さんでも、岡本さんが正しいことがあるにしても、すぐにキレなくてもいいのにと思います。「もし仮に、何か自分の勘違いだったら?何か誤解してたら?」の可能性が排除されていきなりキレる感じが怖いです。
ちょっと昔の話ですが、僕らの時代でマツコさん・若林さん・うさぎさんの回で「グランドキャニオン事件」ありましたよね。
あの話、僕はうさぎさんの話にすごく納得したんです。「大きいものと比べて、自分の悩みが小さいなんて思う必要ない」。
ただ、怖いと思ったのは言い方です…。ああいう強い言い方しなくても…、って正直思ったんです。
うさぎさんの話は論理的で僕はうさぎさんの話に心を打たれた側なんですけど、いきなりああいう強い言い方されるとたいていの人はびっくりすると思います。
一度それを経験した人は、「これをうさぎさんとか岡本さんに言うと、怒るかも?」って萎縮しちゃう人が多いと思います。それって、お二方にとってすごく損なことじゃないですか?もしかしたら思ってることがあるのに言ってくれないかもしれない。はじまるはずの議論も、はじまらずに終わってしまうかもしれない。
僕はお二方を尊敬もするし大好きですが、口調の強さとか言い方の問題は正直感じていたので勇気を持って書き込みさせて頂きました。
不快な思いをしたらすいません。
でも尊敬してるからなので許してください。
Posted by もち at 2016年04月30日 01:49
副作用、辛かったでしょうね…。治まって良かった。
はぁ、明日うさぎさんに逢いたくて逢いたくて夏生さんのイベント当日券で行こうとしてたけど、なんだか入場制限やら募金やらめんどくさそうなので(丿 ̄ο ̄)丿、行くのやめます。夏生さん大ファンでしたが、もう生理的に無理になってしまいました。
うさぎさんの事は今回のブログ読んで、改めて大好き!だと再確認しました☆
Posted by アリス at 2016年05月01日 22:06
退屈ではありませんでした!
岡本さんについて
中村さんの真意がひしひしとよくわかりました。岡本さんのイベントに中村うさぎさん出演!と岡本さんのブログで知って「こんなドタバタの渦中にうさぎさんは、知らず知らず巻き込まれてるんじゃないのか?」と複雑な気持ちでしたが
ちゃんと理解されてのご出演だから、ちょっとホッとしました。
お二方は似ているところあると思いますが
やはり、中村さんの理路整然としているところとは全く似てないし
どうしてもコロコロ意見が変わってしまう印象しか岡本さんには無いです。
羊男さんにラブコールしてみたかと思えば出演しないと批判するとか
出演してたら、どうだったのかと思うし
小さな事を言い出すと霧が無いけど
ブログも時間の無駄だから止めると言ってたけど続けているし
コメント欄も自己紹介しない人がいるから閉鎖するって事だったけど
今は誰でもかれでも解放しているとか
そんなこんなで私としては、あまり似ているとは思いたくないです。
Posted by キシ at 2016年05月03日 02:19
海外で暮らしています。興味深い内容ですね。
>>私は自分の発言に責任を取る人こそが「大人」だと思うな。
全くをもってうさぎさんの感じられている通りだと思います。
海外においては、大人でも子供でも人間関係や属している社会の中で自分の意見とその理由についてははっきりと言います。
相手が自分の考えと違うからといって否定はしません。人はそれぞれ違っていて当たり前なのですから。
よって「人の顔色見て場の空気読んで」という事はあまりしませんが、傍若無人は受け入れられません。
それはどの国でも同じことでしょう。
そもそも日本はディベートの教育があまりできておらず、自分の意見を言い、その理由について述べるという習慣が少ないのでは?と感じます。
また、他人の目を気にしすぎるからでしょうか?
いまだに村八分社会みたいなものが根強く残っており、人と同じことをしなければ居場所が無くなるかもしれない…という自己防衛から来ているように思います。
お体大事にして過ごしてくださいね。
5時夢で聞けなくなりましたが、うさぎさんの視点は興味深くて大好きです。
Posted by ラパン at 2016年05月03日 11:00
こんばんわ。
私は、はっきりくっきり正直におっしゃる
お二人は好きですよ。
すっきりするんですよね。
だから、嫌いではないです。
むしろ、建前でしかモノを言えないつまらない社会だからこそ、はっきりグッサリくる発言をしてくれる人って
必要じゃないでしょうかね?
言いたいことも言えない世の中っておかしい。
言わなきゃいけないことははっきり言う。
言わなくていいことは言わんでよか。
最近、そういうメリハリがなかね。
何のための言葉なの?
綺麗事はいらん。
偽善もいらん
Posted by 名無しのごんべぇさん at 2016年05月03日 19:19
来月も岡本さんとのイベントあるんですね。うさぎさんに逢いたいよー(>_<)。でもやっぱり行けない(ρ_;)…。なぜなら夏生さんに個人情報提出や顔写真やら、チケット取るのにリスキーすぎてめんどくさすぎるから無理だわ…。悲しすぎる。
Posted by アリス at 2016年05月03日 23:25
岡本さんの言う「真実はただ一つ」って、それは岡本さんの真実であって、その他大勢のものではないと思うのです。
正直なのが悪いとは思いません。
ただ、自分に余りにも正直であるがゆえに、時として人を傷付けることがあるというのが問題だと思うのです。
岡本さんが傷付きやすいのはわかります。
でも傷つかない人なんていませんよね。
それでも、いちいち「私はこんなに傷つけられた〜」なんて言わないんです。それは変なプライドかもしれません。
もしかしたら自分も気付かないうちに、人を傷付けていたかも?と、ハッとするからかもしれません。
Posted by おディン at 2016年05月04日 00:08
うさぎさんイベントお疲れ様でした。私は行きたかったけれど、個人情報郵送や当日個人情報チェック、席も岡本さんに決められる、時間や条件がコロコロ変更になったりで…疲れすぎるので行きませんでした。お詫びイベント。というのを忘れてますよね完全に。
行った友人は、うさぎさんのトークが素晴らしかった。って絶賛されてました。今後も毎月トークイベントされるんですね。私含めうさぎさんファンだって行きたいのに。 。。
個人情報提出やブログに顔出ししなければならない、など岡本教祖様のワンマンな仕切りが凄すぎておそらく岡本さんのカルト信者しかイベントには行けませんね…。悔しくて悔しくて切ない。
私もガチハルまでは岡本さんファンだったんですけれどね。
残念です。
余計なお世話かと思いますが、うさぎさん、お気をつけくださいね…涙
Posted by アリス at 2016年05月08日 17:29
岡本夏生さん、
真実はただ一つ、、って。
でも嘘は吐くんですね。
携帯電話なくしたって、嘘だったと白状したらしいじゃないですか。
自分に都合のいい嘘は良くて、何が真実はただ一つなのか、意味不明ですよ。
Posted by 琉球 at 2016年05月12日 18:13
うさぎさん、こんにちは。体調はいかがですか?
私が「5時夢中」を見始めたのは、うさぎさんが降板するという報道の少し前からでした。ですので、この番組には思い入れがあります。そして本題の岡本さんの件ですが騒動を見ました。私が番組宛てで「岡本さんには末永く続けて欲しい」と意見を送った所、偶然その月末には降板という事を聞いてびっくりしました。とにかく最近はあのように強烈なキャラで楽しませる番組、タレントさんは少ないので、残念です。私は、芸能界というのは一般の会社組織と違って強烈な個性と主張が出来る人ばかりと思っていてたので、意外とやりにくいと感じました。よく見てみると、岡本さんのような性格の人は巷にたくさんいます。彼女に対する批判の声はありますが、批判者には「自分はどうなの?もっと酷いんじゃない?」って
問うてみたいです。最近はテレビ番組で、一般人をもバカにしたようなジョークを入れていますので、噛み付き猿と言う岡本さんの非ではないくらい性質の悪さや陰湿さを感じることがあります。ですので、出演者ばかりに責任を押し付けるのはどうかと。
私にはこの世界が嘘だらけとは言いませんが、岡本さんにしても、ふかわさんにしても、ある程度は業界人として演出もあると思っています。なぜあれほどまでに、こじらせる必要があったのかは謎です。
Posted by もみじ at 2016年05月13日 22:37